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執筆者の写真NPO法人納骨支援の会

霊園の倒産

更新日:2020年12月23日

 あまり大々的な記事にならない事が多い霊園の倒産ですが、私が知っているだけでも平成で33ヶ所の霊園や納骨堂が倒産しています。実際にはもっと多くあるそうですが、そもそも墓地の経営主体、管理者となれるのは

1.地方自治体

2.宗教法人

3.公益財団法人

 この3つです。この中で特に倒産が多いのは2ですが、1も2も実は倒産があります。2008年から人口減少となった日本では、現在の多死社会を変えていかなければ20年後には日本の人口は1億人を下回ると言われています。人口減少は過疎化を加速させ、自治体は存続できなくなり、合併出来なければ夕張市の二の舞いになってしまいます。そういう意味では市営霊園や町営霊園もお寺の墓地も変わりませんし、一般の会社でも潰れない会社自体

霊園の倒産

が少ないですから、どこを選ばれても可能性は無いとは言えませんが、、、。

 一般的にリスクが高いと考えられる点を上げますと、

・見た目が派手な創りの納骨塔や永代供養墓が沢山ある墓地

・郊外の大規模な霊園(樹木葬も含む)

・霊園の場所が、川の側、山の谷周辺にある、または崖に面している大型の霊園

・都心の駅チカの納骨堂ビル

 *全てがそうではありませんが、お墓選びはお寺選び も参考にご自身でご判断下さい。

 倒産した霊園の中には、10年以上清算できない霊園や現在も清算中の霊園もあり、追加の負担金が発生したり、台風の土砂崩れがそのままになっている、改葬したくても出来ないなど、予期せぬ多くの問題が降り掛かって精神的にも困惑してしまいます。故人が「そこがいい」と言われたのなら致し方ありませんが、それでも「そこの霊園はこことここが良いですね。でもこんなことやあんなことがあるかもしれないけど本当にいいの?」と相談しておくことは重要だと思います。

 お墓は費用を多くかけたから安心という訳ではなく、後々余分な費用がかからないことが残された方にとって重要であり安心に繋がることになりますね。



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