お墓の探し方

日本人はお墓で悩む人が多いと言われています。お墓を探している方、これからお墓を探そうと考えている方は、それぞれ色々な事情の中で探していらっしゃることでしょう。以前と比べ近年はお墓を建てる方が減っていてお墓(家墓)は売れない時代です。ネット上では様々な販売業者さんが広告を出し情報過多ですが、1つ言えるのは、お墓の探し方においてこれがベストというものはありません。故人の希望を考慮してご自身で判断されるのが良いと思います。このページを1つの参考にして頂き、後悔のない安心できる場所を見つけて頂ければ幸いです。

​お墓とは

1.

​お墓(納骨先)の種類

2.

​葬送方法の変化

3.

​供養とは

4.

​近年のお墓の傾向(参考)

​5.

​1.お墓とは

お墓とは遺体や遺骨を収めて故人を弔う構造物で、墓石、納骨棺(カロート)、境界石、外柵などで構成されたものとWikipediaには書かれています。日本では旧石器時代 「埋葬とは」のページに記載 にはお墓の跡が見つかっており、また世界最大の面積のお墓は大阪の仁徳天皇陵古墳(大仙陵古墳)が有名です。昭和50年代から霊園開発が盛んになり、バブル期には豪華で高価な墓石のお墓も日本各地で観られました。一般的にお墓と言えば目に見える墓石(墓標)のことであり、肝心の骨壷が納められるカロートは地中にあり見えません。昭和の時代はお墓は墓石に重点が置かれる傾向でしたが、平成になると散骨葬や樹木葬、納骨堂が増えてきます。Wikipediaを参考にすると、散骨葬以外の樹木葬や納骨堂は新しいお墓の形態です。また近年、合祀墓や永代供養墓といった複数の遺骨を同じ所に埋葬するお墓が普及し、これらも総じてお墓に含まれます。

​2.お墓(納骨先)の種類

​家墓(一般墓)

​従来からある先祖代々のお墓で、一般的な「〇〇家之墓」と刻まれた和型や「心」など故人の好きだった言葉などを刻んだ洋型などがあります。墓石を購入し建てていくので、お墓の中では費用が一番高額です。毎年お墓参りをする方でお墓に拘りたい方はお薦めです。

​納骨堂

元々寺院建物内に納骨堂はありますが、独立した建物や構造物として、宗教、宗派を問わず多くの遺骨を納骨することを目的としたもので、土地不足や墓地としての認可が降りづらい大都市圏に多く見られます。建築費用が高く維持費もかかるので家墓の次に高額です。お墓掃除が必要ない、雨の日でもお参りできる、駅から近いなど、都心や近くに住んでいる方には便利です。

​樹木葬(永代供養とはを参照)

1999年に出来た新しいタイプのお墓です。墓標が無く、直接地面に埋葬するものもあり、比較的自然葬に近いイメージで希望される方も多いです。寺院境内に小規模の樹木葬専用墓地を造成しているところもありますが、樹木葬は一般的に郊外に多く、一般的に納骨堂より費用は抑えめです。

合祀墓・永代供養墓(永代供養とはを参照)

1985年以降、近年普及が進んでいるのが、合祀墓・永代供養墓です。特徴としては複数の遺骨を合祀することを目的としたお墓で、家墓よりも大型の構造物です。近年は宗教、宗派を問わず、費用も低価格なので、人気が高いです。

​3.葬送方法の変化

お墓の探し方において、お墓の種類は何となくお分かり頂けたのではないでしょうか。昭和から平成、令和と時代が変わり、個人の価値観も多様性が尊重される時代になり、また長引いたデフレなどの経済環境下で、葬送方法は変化しています。では以前社会問題にもなった散骨や近年の増えている直葬、そして最近のゼロ葬とはどうなっているの?と疑問をお持ちの方もいらっしゃるので参考に。

​散骨(散骨葬)

​散骨とは遺骨を2ミリ以下の粉末状にし、海や陸地に巻くことで、散骨葬とも呼ばれています。海外でも地域により散骨が行われています(詳しくは世界お墓巡りを参照下さい)。お墓にかかる費用と比べると圧倒的に安く、長引くデフレ環境下で普及しました。現在日本では海洋散骨が圧倒的に多いのですが、お墓参りが出来ないや供養してもらえないなどの課題もあり、故人が散骨を希望していたのなら別として、散骨を選択した方の判断に委ねられます。

​直葬

​直葬とはお葬式(一般的にお通夜、告別式など一連の儀式)をしないで、直接火葬場で葬儀を済ませてしまうことで、お葬式費用を安く抑えることが出き、普及しました。遺骨を受け取ったあとは、お墓に納骨するのか、散骨なのか、手元供養なのか故人の意向を元に行われます。

​ゼロ葬(0葬)

ゼロ葬とは、直葬よりも更に簡素化され、​火葬のみで遺骨も受け取らず、何も残らない、何も残さない葬送方法です。費用は直葬より更に安く、遺骨を受け取らないので、お墓などへの納骨費用もかかりません。遺骨の保管や処分については全ての自治体で行っているわけではないので注意が必要です。

​4.供養とは

近年の傾向として、お葬式やお墓にはお金をかけない方向へ変化しています。上記葬送方法の変化だけではなく、様々な事情や理由が重なり合っていることも影響していると考えられますが、だからといって全てがそうなって行くものではありません。生活を共にした方や大切な方、恩返しをしたい方、お子様、お孫様など、後々もずっと供養してあげたい、そういう方々への供養を考えたときに、自分が供養してあげられなくなった場合に、ご自身の供養も含めて後々の供養をしてほしいと誰もが思います。そんな時に信頼の供養を行ってもらえる方がいれば安心ですし、気持ちも変わります。では供養について見てみましょう。

​供養とは

​供養とはサンスクリット語のプージャー(尊敬)の訳で、仏・菩薩・諸天などに香、華、燈明、飲食などの供物を真心から捧げることとWikipediaに書かれています。日本では一般的に祖先に対する追善供養を供養と言っており死者への弔いとして呼んでいます。その他の供養として、動物などへのペット供養や、物などへの針供養、人形供養などがあります。

​供養の意味

両手を合わせて拝むその時間は一瞬であっても長く感じたという経験はないでしょうか?供養をすることは、亡くなられた故人や先祖へ感謝の気持ちを伝えたり、思い出を振り返る機会のことです。一瞬でも色々なことが頭の中をめぐり故人との思い出の時間が蘇ります。人間は誰もが持っている故人への感謝することが出来る場面が供養です。

​自宅での供養

自宅での供養には この方法で行なわなければいけない という決まりはありません。最近は仏壇のない方も多いと聞きますが、故人の好きだった飲み物や食べ物をお供えしたり、線香だけでも結構です、手を合わせて拝むことで供養になります。お墓があればお墓参りやお墓掃除のあとで拝むことが供養になります。

​僧侶の供養

菩提寺がある方は3回忌や7回忌など色々な法事が行われると思いますが、住職による法要が供養になります。自宅や本堂などで儀式に則って行われる法要は故人や先祖の供養として目に見える形で行われ心に残ります。永代供養墓などお墓によっては供養が付帯されているものもあります。(各宗教法人により違いがあります)

​5.近年のお墓の傾向

​ここまでお読みになり大体の事がお分かりになられたのではないでしょうか?葬送方法によりお墓が必要なのか、必要ないのか分かれます。お墓が必要な方は、予算を中心に、どのタイプのお墓なのか選択出来るのではと思います。供養については、菩提寺で法要を行ってもらうのか、檀家にはならずご自身で供養されるのか、永代供養付きのお墓にするのかを選ぶことで、お墓の探し方でわからなかったことがが解決します。場所については上記で触れていませんが、春秋のお彼岸、お盆と毎年必ず3回お墓参りされる方は近くが便利だと思います。そうでなければ場所はお好みで良いと思います。近年は御存知の通り、墓じまいやお墓の引越しをする方が多いです。地元の立派なお墓やバブル期の豪華な霊園墓地から、お墓掃除の心配がない、毎年の管理費用もかからない、お墓参りに行けなくても毎年供養を行ってもらえる永代供養付きのお墓へ移す方が増えています。如何でしょうか?時代の変化により、今はお葬式やお墓にお金をかける時代ではなく、自分の将来や人生のためにお金を使う時代です。参考にして頂ければ幸いです。

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