​カナダ

カナダの公用語は英語とフランス語で、通貨はカナダドルです。人種のモザイクと言われるほど多民族が生活しています。宗教は人口の2/3がキリスト教でその他イスラム教ユダヤ教と続きます。無宗教者は多く、人口の20%と言われています。カナダのお葬式ですが、基本的には葬儀場で行われます。宗教により、教会や専用施設で行われる場合もあります。服装について決まりはありませんが地味な色合いが無難です。また、香典といったものはありませんが、教会や慈善団体への寄付を希望される場合もあります。お通夜にあたるビューイングが前日または当日に行われ、近親者を中心に故人にお別れをします。告別式にあたる当日は、葬儀場やキリスト教であれば教会で讃美歌を謳い、牧師や神父のお話しの後、お墓へ行きます(火葬の場合は粉骨にされた状態で受け取るため、散骨する方や手元におかれる方様々です)。その後、葬儀場に戻り参列者と会食を行います。近年は経済的、環境への配慮で火葬が増えているとのことです。

​アメリカ合衆国

アメリカは公用語が英語で、通貨はドルです。宗教は人口の75%がキリスト教、次いでイスラム教、仏教と続きます。また無宗教者は人口の2割を占めます。お葬式は、故人の死亡は死亡広告(新聞など)で知らされる事が多く、日程調整やグリーティングカードを準備します。ビューイングでは故人を偲びお別れをします。翌日ミサを教会で行なった後、墓地へ向かい埋葬します(アメリカではリムジンカー(霊柩車)が通行の優先となっていて警察車両が先導するそうです)。服装は自由ですが地味な色の服が多くテキサス州はウエスタンブーツ、ハワイ州はアロハシャツが正装となっていることもあります。香典の習慣はなくグリーティングカードを贈るのが主流で、現金やチェックをこっそり添える方もいます。埋葬後は教会に戻り会食となります。日本では悲しみに浸りますが、アメリまでは故人の功績や思い出話など雰囲気も少し違います。近年は火葬が普及しているそうです。ハワイは火葬場が少なく2~4週間待つそうなので、日程に余裕が必要となります。

​メキシコ合衆国

メキシコは公用語がスペイン語で、通貨はペソですこの国も多民族国家で日本人永住者も多いです。宗教は人口の9割がキリスト教で、しかも世界で2番目にカトリック教が多い国です。その他の宗教は、ユダヤ教、仏教、イスラム教となります。メキシコでは古来より故人が死後も家族と会って話ができる死者の日があり(毎年11月1日は死者が訪ねてくる日とされ、多くの人がお墓参りでマリーゴールドの花やカラフルな骸骨の飾りつけをして、多くのキャンドルを一晩中灯して盛大に祝う文化)、土葬が主流です。お葬式は遺族が棺桶を用意し家または葬儀場で死者を弔う儀式が行われます。その後教会に移動してミサが行われ、お墓に埋葬します。地域によっては教会に併設されたカフェで弔いを過ごす所もあるようです。服装ですが、日本と違い黒色(喪服)は意識せず自由です。香典の習慣もなくミサの後の献金と献花で済みます。お墓は土の中に埋めるタイプや上に積み上げるタイプがあります。キリスト教の儀式も地域によって少しずつ異なって行われます。

​キューバ共和国

​キューバは公用語がスペイン語、通貨はキューバ・ペソです。ご存知の通りキューバは北米大陸と南米大陸の中で唯一の社会主義国です。人口の5割は無宗教者ですが、人口の4割はキリスト教(カトリック)で、次いでプロテスタント、エホバの証人、ユダヤ教、イスラム教、そして民族固有のサンテリアと続きます。葬儀に関しては墓地や埋葬費用などは社会主義国のため無料となっています。画像は広大は敷地を持つコロン墓地で、有名な観光地となっています。居住地域により葬儀場と墓地が決められていて、不幸があると、最後のお別れからミサそして埋葬と比較的短時間に行われるそうです(朝亡くなられると夕方には埋葬)。キューバは土葬が基本で、日本のように厳粛に弔われます。サンテリアのお葬式については情報が少なく追ってご報告致します。

​ペルー共和国

​ペルーは公用語がスペイン語、通貨はヌエボ・ソルです。かつてはインカ帝国が繁栄し、マチュピチュを代表とする遺跡が沢山あります。ペルーの宗教は、人口の8割がローマ・カトリックです。その他はプロテスタント、エホバの証人、ユダヤ教、モルモン教と続きます。お葬式は都市部や山間部など地域により方法が少し違っているそうですが比較的昭和の日本に近い方法で葬儀が行われます。近隣の住人や親戚が集まり、今日明日2日分の食事を用意します。棺に入れられた故人のお別れをお通夜のように夜通し行い、食事をふるまってから、教会へ棺をみんなで担いでいきます。教会でミサが行われ、その後棺を担ぎ墓地へ行き土葬します。お墓は都市部ではマンション型の公営墓地が主流ですが、予算により立派な墓地から十字架を立てただけの墓地まで様々です。

​ブラジル連邦共和国

​ブラジルは公用語がポルトガル語で、通貨はレアルです。ブラジルは多民族国家で日本人も多く住んでいます。人口の3/4をキリスト教が占め、世界で1番カトリック教徒が多い国です。残り1/4は多数の宗教や新興宗教が布教しています。ブラジルでは土葬が一般的で、また24時間以内の埋葬が決められているので(朝亡くなられると夕方までには埋葬)、慌ただしく行われるそうです。なので服装は普段着の方が多く、グリーティングカードや香典の習慣もありません。お葬式は教会や葬儀場でミサの後墓地へ行き埋葬します。シンプルに執り行われます。近年、火葬も選択できるようになったそうですが、手元に遺灰がくるのは1週間後と時間がかかるそうです。引取りに来ない方もいて、そういう場合は施設の公園に撒いてしまうそうです。

チリ共和国

​チリの公用語はスペイン語で、通貨はチリ・ペソです。地形は縦に長く、気候も砂漠気候からイースター島の亜熱帯、南部のツンドラ気候と幅広く、南極も一部チリ領があります。人口の70%がカトリックで、その他はプロテスタント、エホバの証人、ユダヤ教と続きます。お葬式は日本のお通夜、告別式とほぼ同じような流れで教会で行われます。棺を乗せた車が先頭に、そのあと参列者の車が連なりキャラバンで、信号も関係なく墓地へと向かい、土葬が行なわれます。写真のお墓はイースター島の墓地です。

​アルゼンチン共和国

アルゼンチンは公用語がスペイン語、通貨はアルゼンチン・ペソです。人口の7割がカトリックで、その他はプロテスタント、モルモン教、ユダヤ教、イスラム教と続きます。お葬式は教会で行われ、全体的にはシンプルですが、日本のように厳粛に行われ、近隣から多くの方が集まります。土葬が中心で、大きく立派なお墓が多いのが特徴です。墓地は観光名所にもなっています。日本人の永住者も多く、近年は、故人の遺言通りお葬式はせずに、火葬後に散骨される方もいるそうです。

​パラグアイ

パラグアイの公用語はスペイン語、グアラニー語で、通貨はグアラニーです。人口のほぼ9割がローマ・カトリックで、その他はメノニータ、モルモン教と続きます。お葬式は当日お通夜にあたるお別れ会が行なわれ24時間後に教会でミサの後お墓へ土葬します。その後9日間に渡り自宅でレソ(ミサのようなもの)が行なわれ、その間、町中の方が参列し食事を振る舞うとされていて、かなりの出費になります。日本よりも大変です。お葬式は費用がかかるので貯まるまでお葬式が出来ないということもあるそうです。

イギリス(グレートブリテン及び北アイルランド連合国)

イギリスは公用語は英語、通貨はUKポンドです。人口の6割がキリスト教で、イスラム教、ヒンドゥー教と続きます。お葬式は葬儀場や教会でシンプルに行われ30分ほどで終わるそうで、そのため服装は比較的自由です。お花をおくる方が多く、日本の香典の代わりにチャリティーに寄付したりします。亡くなられてからお葬式まで1~2週間かかり、エンバーミングが必要となってきます。宗教によって火葬、土葬があり、お墓の種類や大きさもバラバラです。費用が高額な場合は長期のリースもあるそうです。近年はお墓不足が問題になっているとの事ですが、無宗教者の増加により、お墓自体に拘りのない方も増えています。

アイルランド共和国

​アイルランドは公用語がアイルランド語・英語で、通貨はユーロです。人口の86%がローマ・カトリック教で、その他アイルランド国教会、長老派教会、メソジスト、イスラム教と続きます。お葬式は3日かけて行われます。亡くなられた翌日がお通夜(Wake)、その次の日が告別式のあと教会へ棺を運び、翌日教会でミサのあと埋葬という流れになります。服装は黒色が多いとのことです。埋葬後の会食はパブなどで行われ、結構飲酒量も多いそうです。またお葬式を見ると十字を切る風習があるそうです。 

アイスランド共和国

​アイスランドは公用語がアイスランド語で、通貨はアイスランド・クローナです。人口の74%がアイルランド国教会のキリスト教徒となっています。お葬式は、まず亡くなったことを知らせるために新聞社へ死亡広告を出します。遠方の方への配慮もあり大抵は1、2週間後にお葬式が行なわれるそうです。教会で行われることが多く、近親者のみで執り行うことも多いとのことです。土葬、火葬は選択でき、火葬の場合は遺灰を受け取るのに時間がかかります。香典の習慣はなく、お花を送るのが一般的だそうです。

ポルトガル共和国

ポルトガルは公用語がポルトガル語で通貨はユーロです。人口の97%がローマ・カトリックです。お葬式は全体的にシンプルで、教会で行われます。香典などのしきたりはなく、お花を手向けるのが一般的だそうです。近親者以外は服装も自由です。1時間ほどミサや儀式の後棺を乗せた車について墓地に行き、土葬されるのが一般的だそうです。墓地では予め穴が掘って有り、葬儀社の方が棺を中に入れ、また埋めます。お墓は都市部などでは高価で、立派なものもたくさんあります。土葬なのでお墓自体が大きく、費用も高価なタイプが多いとの事です。

スペイン王国

スペインは公用語がスペイン語で通貨はユーロです。人口の94%がカトリックです。お葬式は、日本のお通夜にあたるものがあり、親族でお別れをし、翌日または翌々日に教会でミサが行われ、その後、お墓へ向かいます。服装は、親族は黒が基調ですが、その他の方は比較的自由で、ジーンズやポロシャツの方もいるそうです。お墓は家のように大きな個別の高価なお墓からマンション型など様々です。カラフルなお花が沢山手向けてあるのが印象的です。

フランス共和国

フランスは公用語がフランス語で通貨はユーロです。国民の7割がカトリックです。お葬式は、近親者でお通夜があり棺のある自宅などで最後のお別れをし、翌日教会へ行き、ミサの後お墓へ行き埋葬します。土葬、火葬は選択できます。服装は黒が中心で、グレーや紺色など暗めの色が多いそうです。埋葬の後は軽食があり、久しぶりに会った知人と談話したり、偲んだり様々です。お墓は都市部と地方、小屋のような大きいものから墓標を立てただけの簡素なものまで様々です。

ベルギー王国

​ベルギーは公用語がオランダ語、フランス語、ドイツ語で、通貨はユーロです。人口の75%がローマ・カトリックで、その他プロテスタント、イスラム教、ユダヤ教と続きます。ベルギーのお葬式は、日本でのお通夜のようなものはなく、亡くなられて1週間後の土日に行なわれることが多いそうです。遺体は教会で安置されエンバーミングされます。キリスト教の場合、教会でミサの後埋葬(火葬が主流)という順に行われ、その後カフェなどで軽食がふるまわれます。服装は自由で、香典はなく、お花やカードが送られます。ベルギーは死に方を選ぶ権利が法律で認められていて、安楽死の制度があるのも特徴です。

オランダ王国

オランダは公用語がオランダ語、通貨はユーロです。国民の半数は無宗教者で、最大の宗教は人口の43%を占めるキリスト教、その他はイスラム教です。お葬式は通常5日後に行われ、その間に参列する人を募ります。教会で行う場合はミサの後埋葬(火葬が主流)となります。無宗教者も多く、教会で行わず自分たちでお葬式をする方もいるそうです。服装は落ち着いた格好であれば問題ありません。逆に黒は好まれないそうです。香典わなく、メモリアルカードが主流です。火葬が多く、遺灰は受け取るまで1か月かかる場合もあるそうです。お墓はモダンなタイプが多いとのことです。

ドイツ連邦共和国

​ドイツは公用語がドイツ語、通貨はユーロです。人口の62%がキリスト教で、その他イスラム教、仏教、ユダヤ教、ヒンドゥー教と続きます。お葬式は1週間前後に行われることが多いそうです。ドイツも無宗教者が多く、お葬式は確認をしてから参列した方が良いとの事です。色々な点で自由に選べることになっていて、服装はカジュアルで、式の参列もミサだけとか埋葬だけ出席など個人の尊重が優先されています。葬儀が教会の場合は、お通夜はなく、ミサの後、埋葬(土葬も火葬もあります)は土をかけて花を投げ入れます。その後はカフェで談話となります。お墓は比較的シンプルなタイプが多いそうです。

デンマーク

​デンマークの公用語はデンマーク語で、通貨はデンマーク・クローネです。人口の75%がキリスト教で、その他はイスラム教です。お葬式は、住んでいた町の教会で数日後に行われ、棺には色とりどりのお花が飾られます。服装はグレー系の色であれば問題ないとのことです。日本のお通夜にあたるものはなく、式はミサや遺族が選んだ歌を参列者に歌詞カードを配り皆で歌い30分で終わります。教会の通路にはきれいなお花が置かれています。火葬土葬は選ぶことができ、お墓へ埋葬します。その後お茶会があり思い出話に時間が過ぎていきます。

ポーランド共和国

ポーランドは公用語がポーランド語で通貨はズウォティです。宗教は95%がカトリックで、その他はプロテスタント、ユダヤ教、イスラム教、仏教です。お葬式は1週間後をめどに平日教会で行われます。その間安置所でエンバーミングされ棺で待ちます。服装はダーク系が多く、香典もありません。お花を送る方が多いとの事です。費用は土葬の場合で6万円ぐらい、火葬で9万円ぐらいで、その他棺代がかかります。お墓は日本のような先祖代々の墓はなく、夫婦で土地を買うのが一般的だそうです。お墓は地下段式も多いとの事です。

チェコ共和国

チェコは公用語がチェコ語で通貨はチェコ・コルナです。人口の6割が無宗教者で、3割がキリスト教です。なのでお葬式は火葬のみというのも多く、葬儀社が行なうのが一般的だそうです。場所は火葬場にある礼拝堂で行われ(キリスト教の場合はミサが行われる)、費用は6万円ほどです。墓地はリース契約だけしかないそうで、霊園墓地か納骨堂が選べます。散骨希望者は国で認めた場所に散骨できます。その他の場所を希望する場合は申請を出して許可を得なければできません。写真はシュヴァルツェンベルク墓地教会です。

スイス連邦

スイスの公用語はドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語で、通貨はスイス・フランです。人口の43%がカトリック、35%がプロテスタントで、その他はイスラム教などです。お葬式は火葬が中心で、死亡広告を見て日程を調整します。葬儀形式は様々で特に決まりはなく、1時間程で終わります。服装はグレー系が多く、親しい間柄だと香典のように2000円前後を渡したり、お花やカードを送ります。埋葬の後はレストランやカフェで軽食を取りながら久しぶりの再会に花を咲かすそうです。

イタリア共和国

イタリアの公用語はイタリア語で、通貨はユーロです。人口の75%がカトリックでその他は無宗教者です。お葬式は各町に死亡掲示板というものがありそこで知らされます。服装はダーク系で出席する人が多く、カトリックの場合は教会でお葬式が行なわれ、棺は色とりどりのお花で飾られます。ミサの後墓地へ向かいますが、土葬を選択される割合が多いです。お墓は白色が基調で、様々な形がありそうです。都市部ではマンション型が、山間部では土葬タイプが一般的です。

オーストリア共和国

オーストリアの公用語はドイツ語で通貨はユーロです。人口の66%はローマ・カトリックでその他はイスラム教、ユダヤ教です。お葬式は教会で行われ、ミサの後埋葬となります。無宗教者の方はミサはありません。出席者の服装はダーク系の服でカジュアルです。お花を一束持っていく方が多いです。式自体は30~50分で終わります。埋葬時に持参した花を投げ入れます。あらかじめ葬儀社の方参列者に配る場合もあるそうです。埋葬後はカフェやレストランで軽食をし談話します。

ノルウェー王国

ノルウェーの公用語はノルウェー語、サーミ語で、通貨はノルウェー・クローナです。人口の78%がノルウェー国教会に属していて、その他はプロテスタント、カトリック、イスラム教です。お葬式ですが、日本のように亡くなってからすぐ行われるのではなく、1週間以上経ってから行われます。服装は黒系のふくであれば間違いないと思われます。教会では親族が前列に、参列者は後列に座り、喪主の方のスピーチもあるそうです。その後、親族、参列者の順に棺の上に花輪や花束を置いていきます。賛美歌を歌い一通りのミサが1時間ほどで終了すると、皆で墓地へ向かい、棺を埋葬し、持ち寄った花を投げ入れます。その後食事会などが行われます。火葬、土葬どちらもえらべるそうで、散骨される方も増えています。

スウェーデン王国

スウェーデンの公用語はスウェーデン語で、通貨はスウェーデン・クローナです。人口の80%がスウェーデン国教会ですが、その他の宗教は数多くの宗教が布教活動をしているそうです。伝統的に死亡の通知は新聞のファミリー欄に載せることが多く、参列者は準備します。なくなってから2週間ぐらい経って行われることが多く、住んでいた近くの教会で葬儀が行われます。福祉の充実した国ですので毎月教会へ会員費として給与天引きがあり、葬儀一式(墓地も含む)が無料となるそうです。式自体は30~40分で終わり、その後土葬の方は市民墓地へ移動し、お花を投げ入れ埋葬します。終了後は近くのカフェなどでティータイムをします。お墓は個人墓が基本です。服装はダーク系の落ち着いた感じの服装が多いとのことです。

フィンランド共和国

フィンランドの公用語はフィンランド語、スウェーデン語で、通貨はユーロです。人口の78%がフィンランド・ルター派教会で、その他、フィンランド正教会、ローマ・カトリック、ユダヤ教、イスラム教などで、人口の20%は無宗教者です。お葬式は近くの教会で2週間後に行われることが多く、その間病院の霊安室で安置されます。服装は黒系が主流です。参列者は花束とカードを持参し、棺にお花を供えるときに各自カードを読み上げます。ミサが終わると土葬の場合は棺を台車に乗せて墓地へ運びます。そして棺とともに花を投げ入れ埋葬します。火葬の場合は、雪が溶けた頃に墓地へ埋葬するそうです。その後、会館に移りティータイムをします。服装はダーク系が無難だそうです。

ギリシャ共和国

ギリシャの公用語はギリシャ語で、通貨はユーロです。人口の98%がギリシャ正教会で、その他はイスラム教、カトリックです。お葬式は教会で行われ、誰かが亡くなった場合は鐘の音が知らせます。儀式は都市部と地方では少し違いがあり、地方では自宅で葬儀の日まで保管し、当日教会へ運びます。参列者は、棺は蓋が開いているのでキスをして別れを告げます。ギリシャは火葬が禁止なのでミサのあと、お墓へ埋葬します。その後、故人宅でコーヒーやコリヴァというお菓子が振る舞われます。服装は黒系が無難です。香典の習慣はなく、お花のリースを送るのが一般的です。お墓は、ギリシャらしく、彫刻的で、アートな墓標も多いのが特徴です。

ブルガリア共和国

ブルガリアの公用語はブルガリア語で通貨はレフです。人口の82%がブルガリア正教会、その他はイスラム教、ローマ・カトリック、プロテスタント、ユダヤ教、などです。お葬式はルーマニアと同じように厳粛な風習があり、同じように執り行われます。自宅での葬儀が中心で、葬儀中は窓を開け、葬儀の衣装は、例えば独身者なら結婚式の服を着せたりと故人の気持ちがわかる様相を纏い、新しい靴を履かせます。また家から棺を出す時は足から出していくそうです。墓地への埋葬時にはお菓子やワインが振る舞われます。参列者の服装も黒やダーク系がほとんどです。お墓も特徴があり、顔写真を付けた墓石が多く、フルネームと生没年が刻まれます。

ルーマニア

ルーマニアの公用語はルーマニア語で通貨はルーマニア・レウです。人口の81%がルーマニア正教会で、プロテスタント、カトリック、イスラム教、エホバの証人、ユダヤ教と続きます。お葬式は厳粛な風習に則り行われます。亡くなると体を水で洗い爪を切り、男性は髭を剃り女性は髪を整え葬儀用の衣装に着替え両足をハンカチで結びます。ドラキュラ発祥の地でもあり棺は5角形です。通夜は3日間続き、その間胸にロウソクを灯します。教会でお葬式のミサの後埋葬(全て土葬)し、参列者は着た道と同じ道を戻り故人の家でパンを全員で分け合います。お墓は様々な形がありますが、写真のサプンツァ村には墓標がカラフルなでユニークな「陽気な墓」と呼ばれるお墓があります。

トルコ共和国

トルコの公用語はトルコ語で、通貨はトルコ・リラです。

​国民の99%がイスラム教で、死者の知らせは近くのモスクから名前が朗詠される。遺体は清められ、白い布にまかれ棺の中へ。お葬式は1日5回ある礼拝の合間にイマームが来て祈りをし簡素に行われる。服装は派手でなければ良いそうです。終わると、男たちだけで担いで、その日のうちに墓地へ埋葬される。棺から遺体を出し右肩を下へ頭をメッカに向けて、花を添え水を注ぎ、埋葬(土葬)します。葬儀は基本的に無料で行なえます。お墓は故人墓で、家族はバラバラの場所になるそうです。墓石は産地である大理石を使い予算により大小様々なものがあります。

イラン・イスラム共和国

イランの公用語はペルシャ語で通貨はイラン・リヤルです。国民ほぼ全てがイスラム教です。お葬式は、自宅やお墓のそばなどで行われ、翌日には、お墓で遺体を清め、布に包まれ埋葬(土葬が中心)されるそうです。参列者は白いお花を贈ることが多く、服装も黒が主体で、落ち着いた服装です。葬儀の風習としては3日後、7日後、40日後それぞれ行われます。夜は食事が振る舞われます。お墓は都市部や地方によって少し違いがあり、近年都市部では場所不足で2段式などが増えています。墓石には名前や生没年などが刻まれます。男性は数珠、女性は櫛の絵が彫れることが多いとのことです。

ロシア連邦

ロシアの公用語はロシア語で通過はロシア・ルーブルです。人口の殆どがロシア正教会で、わずかにカトリック、プロテスタント、イスラム教、ユダヤ教、仏教があります。お葬式は、自宅、教会または会館で行われます。ミサのあと、お別れを告げ、墓地へ向かいます。火葬も選択できますが土葬が多いです。棺を土で埋めた後枝や花できれいに飾り付けます。亡くなってから3日後に埋葬されることが多い。その後食堂などに移り追善供養(パミ-ンキ)が行われクチヤー、ブリヌイ、ウォッカが振る舞われます。服装はダーク系が多いそうです。お墓は名前、生没年、肩書が刻まれ、最近は写真の彫刻も多いです。

​アフガニスタン・イスラム共和国

アフガニスタンの公用語はパシュトー語・ダリー語で、通貨はアフガニです。人口の99%がイスラム教で、その他はシーク教、ヒンドゥー教、キリスト教です。お葬式はイスラム教に則って簡素に行われます。まず遺体をきれいに洗い清めてカファン(白い布)に包み、その後墓地の近くでムッラー(僧侶)がお経を読み弔いの後、2メートル近く掘られた墓に(地方は小高い丘に)顔をメッカの方向に向けて埋葬(土葬)します。女性は参列しません。墓石は頭と足の辺りに平石を置きます。葬儀後2日間は弔問者が訪れますのでお菓子やお茶を振るまいます。女性は自宅に、男性はモスクに弔問します。死後7日後、40日後も弔いを行い、多人数の食事を用意するそうです

パキスタン・イスラム共和国

パキスタンの公用語はウルドゥー語・英語で、通貨はパキスタン・ルピーです。人口の99%がイスラム教で、その他はヒンドゥー教、キリスト教、ゾロアスター教、アニミストです。アフガニスタンと同じように男女別々の行動で、宗教上、火葬及び泣き叫んだりするのも禁止です。死後はなるべく早く埋葬しなければならず、遺体は頭を北に足を南にして、棺はなしでそのまま土葬されます。以前は墓石はなし(王や貴族たちも)で、なるべくわからないように砂漠のままにしていたそうです。近年は石やセメントで作ったりしているとのことです。葬儀後は、4日後、40日後に弔いが行われ、大勢集まって、食事を振る舞うそうです。

ネパール連邦民主共和国

ネパールの公用語はネパール語で、通貨はネパール・ルピーです。人口の80%がヒンドゥー教で、その他は仏教、イスラム教、キリスト教です。ヒンドゥー教はお墓がありません。よって亡くなるとその日のうちに火葬(荼毘に付す)され、遺灰は川に流します。その後1周間弔問者に食事や飲み物を振るまいます。とてもシンプルな葬儀で聖なる河ガンジスに合流する支流の川が流れているネパールでは河原に火葬場があり、そのまま流すのが一般的です。カトマンズの有名な寺院の火葬場は観光地になっていて、火葬の光景を見ることができ、死と向き合えるこの国の特徴でもあります。写真はネパールでごく少数のキリスト教の墓地の写真を見つけましたので掲載しました。

​インド

インドの公用語はヒンディー語、英語で、各州により公用語が異なる。宗教はヒンドゥー教が80%で、その他はイスラム教、キリスト教。シーク教、仏教、ジャイナ教です。ヒンドゥー教は亡くなると火葬して遺灰は聖なる河に流す(解脱する)ことが最大の幸福とされているので、お墓もありません。例外的に僧侶と2歳以下の子供は土葬されます。また未婚の女性や妊婦は水葬されるそうです。葬儀の服装は、男性がクルタを着て、女性はサリーを着るのが一般的です。写真はイスラム文化を代表する総大理石で建築された墓標のタージ・マハルです。

ミャンマー連邦共和国

ミャンマーの公用語はビルマ語で通貨はチャットです。人口の90%が上座部仏教で、その他はキリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教です。上座部仏教の場合、火葬が中心ですが、地方では土葬もあります。遺体は自宅に置かず火葬場の霊安室に安置します。火葬も土葬も亡くなられてから短期間に行われ、日本と同じように初7日があります。香典の風習はなく、お葬式にお花や僧侶の法衣を送ったりします。都市部ではお墓へのこだわりは少ないようで、お墓は作らない方が増えているそうです。裕福な方は個別にお墓を立てたりします。

ブータン王国

ブータンの公用語はゾンガ語で通貨はヌルタムです。人口の殆どはチベット仏教でその他はヒンドゥー教です。チベット仏教は輪廻転生の教えで生も死もその一部と考えられていて49日で生まれ変わるためお墓はありません。お葬式は当日、4日、7日、14日、21日、,49日と行います。寺院で行われる葬儀で、僧侶へのお布施は一生分のお金を渡すと言われており財産の多くを渡すそうです。火葬が主流ですが、幼い子供などは水葬鳥葬を行ないます。お墓はないですが、遺灰を混ぜたツァツァを108個作ったり、故人が好きだった場所にダルシンを立てたりします。

ベトナム社会主義共和国

ベトナムの公用語はベトナム語で通貨はドンです。人口の多くは仏教(大乗仏教)でその他は道教、キリスト教、イスラム教、カオダイ教ホアハオ教です。葬儀は自宅や会場、寺院などで行われ、1日で終わります。都市部は火葬が中心です。遺族は白装束をまとい、参列者も襟つきの服装でラフにならないようにします。また日本と同じように香典や焼香もあるそうです。お墓は一人1つが基本となり、様々なタイプがあります。

シンガポール共和国

シンガポールの公用語は英語、マレー語、中国語、タミル語で、通貨はシンガポール・ドルです。宗教は仏教、道教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教など様々です。葬儀は自宅前の路上に簡易テントを張り、祭壇を作り1周間行われます。音楽も楽団によるにぎやかな演奏が行われます。服装は特に決まりはありません。火葬が主流で、香典もあります。近年お墓はスペース確保のため、壁面収納タイプになってきているとのことです。

台湾

台湾の公用語は中国語で、通貨は台湾元(ニュー台湾ドル)です。宗教は道教、キリスト教、仏教のほか多数あります。葬儀は台北市内は葬祭場で行われ、郊外では自宅前の道路に会場を設置し、遺族は黒か白のガウンを着ます。参列者はダーク系の服が良いそうです。お花は胡蝶蘭が好まれるそうで、香典もあります。火葬も増えていますが、土葬の場合は棺を墓地まで、パレードのように運ぶそうです。お墓は1人1つで、風水で方角を決めます。

カンボジア王国

カンボジアの公用語はクメール語で通貨はリエルです。人口の90%が上座部仏教で、その他はイスラム教です。お葬式は自宅で行われることが多く、自宅前には黄色い旗が置かれ目印となります。また遺族に子供や孫がいる場合は頭の髪の毛を剃ります。参列の場合の服装は男性は上が白、下が黒の服を着て、女性は上が白、下はサンポットを着るそうです。お墓は火葬が主体で、色々なタイプのお墓があるそうです。

インドネシア共和国

インドネシアの公用語はインドネシア語で通貨は通貨はルピアです。宗教はイスラム教が多く、その他はキリスト教、ヒンドゥー教、仏教と続きます。お葬式は自宅か礼拝堂で行われ、遺体は清められ、白い布に巻かれ、メッカの方向に顔を向けて棺に納めます。礼拝が行われた後、墓地へと土葬されます。インドネシアでは24時間以内に埋葬が行われます。服装は普段着です。お墓は平坦な墓石が多いとのことです。

フィリピン共和国

フィリピンの公用語はフィリピン語で通貨はフィリピン・ペソです。キリスト教が90%を占め、その他はイスラム教です。大家族が多いフィリピンでは参列者も多く、お葬式もにぎやかに盛大に行われます。3~7日ビューイング(日本で言うお通夜)を行い、その後礼拝、埋葬(土葬が主)となります。貧富の差が大きく、お墓に住んでいるホームレスの方も多いそうです。墓地は通常レンタルで、富裕層は土地を買い、お墓も巨大なものまであります。

中華人民共和国

中国の公用語は中国語で、通貨は人民元です。人口の9割は無宗教者で、宗教信者は1億人あまり。その中で多い順に仏教、キリスト教、道教、イスラム教です。お葬式は簡略化が進み、主に葬儀場で安置された後そのまま式が行われるが式に僧侶は出席しない。火葬が義務付けられているが全体の3割り程度で今も土葬が多い。式自体はあっさりしたものだが、参列者は多く、泣き女も登場する。遺骨は3年間納骨堂に預けられその後風水によりお墓へ埋葬する。墓地へ向かう様子はパレードのよう。お墓は大きく立派なものが多い。服装は白または黒が多い。

オーストラリア連邦

オーストラリアの公用語は英語で通貨はオーストラリア・ドルです。人口の64%がキリスト教で、無宗教者は2割ほど。お葬式は葬儀専門のコーディネーターが取りまとめて行うことが多く、宗教や故人の希望を取り入れて、比較的自由な流れで行われます。葬儀は教会や斎場で行われるのが一般的です。葬儀のあとは、参列者への会食が行われ、飲み物や食事などが振る舞われる。服装はダーク系の服が多いです。お墓は白が基調のものが多く、大小様々なタイプのお墓があります。近年は散骨を選択する方もいて、形式にはとらわれなくなってきています。

ニュージーランド

ニュージーランドの公用語は英語、マオリ語で、通貨はニュージーランド・ドルです。人口の47%がキリスト教で42%は無宗教者です。故人の葬儀は新聞のお悔やみ欄に掲載され、それによりカードや花を送ったりして準備します。オーストラリアと同じようにコーディネーターがいて、遺族との話し合いで全体の流れを決めた行きます。会場は葬儀場が一般的で、服装はセミフォーマルのスタイルが多いとのことです。葬儀の後は軽食を取りながら暫し歓談します。火葬が主流となってきていますが、土葬、水葬、風葬など選択できます。お墓はシンプルなものが多いです。

エジプト・アラブ共和国

エジプトの公用語はアラビア語で、通貨はエジプト・ポンドです。人口の90%がイスラム教で、その他はキリスト教です。お葬式はイスラムの儀式に則り行われ、自宅前に会場を設置し朝からコーランを流し参列者を迎え入れる。そして清められ白い布に巻かれた遺体は棺に入れられ墓地へ埋葬される。お墓は一般的に墓標だけのお墓が多い中、「死者の町」と呼ばれる町全体が墓地になっているところがあり、大小の家々それぞれが豪華なお墓があります。

チュニジア共和国

チュニジアの公用語はアラビア語で通貨はチュニジア・ディナールです。人口の98%がイスラム教で、その他はユダヤ教、キリスト教です。お葬式はイスラムに則り行われ近隣者は食事の用意などを手伝うそうです。ここでも多くの参列者が訪れるため、かなりの量を作ります。男性はモスクへ、女性は故人の家に集まります。地理的にもフランスに近いため、ローマ時代の遺跡も多く、世界遺産されている墓地もあります。

モロッコ王国

モロッコの公用語はアラビア語・ベルベル語で通貨はモロッコ・ディルハムです。人口の96%がイスラム教です。イスラム式のお葬式で、朝からコーランが流れ、清められ白い布に包まれた遺体が入った棺を男たちが担ぎモスクへと運ぶ。モスクで祈りの後、墓地へ向かい埋葬する。参列者はバラバラで来るため、お昼や夜には食事も振舞うそうです。お墓は土葬が主流で、都市部では墓地が広がり続けていて土地がなくなりつつあるとのことです。

アルメニア共和国

アルメニアの公用語はアルメニア語で通貨はドラムです。人口の殆どがアルメニア教会です。301年に世界で初めてキリスト教を国教化しました。お葬式は自宅で行われることが一般的で、聖職者も自宅でミサを行い、墓地での埋葬となります。土葬が主流で、埋葬は男性主体で行われていた僧ですが、近年は家族なら女性も参加するそうです。その後近親者のみでお茶会があり、お菓子やコニャックが振る舞われるそうです。お墓はノラトゥス墓地など歴史的な墓地があり、ハチュカルと呼ばれる十字架が装飾された墓石が有名です。

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