関連用語集

納骨
納骨とは遺骨をお墓に収めることです。近年は納骨堂などお墓以外への納骨も増えています。

改葬
お墓に埋葬されている遺体、遺骨を別のお墓や納骨堂に移すことをいいます。なお、改葬の手続きは、墓地・埋葬等に関する法律により定められています。

合祀墓
複数の遺骨をまとめて合葬するお墓のことです。骨壷から遺骨を出し直接お墓へ納骨しますので、合葬墓、合同墓とも呼 ばれるます。

散骨
遺骨を粉状の粉骨にし、海や山などに撒く自然葬のこと。海に撒く場合は海洋散骨と言い、2ミリ以下の粉骨状にすることが望ましいとされている。

手元供養
遺骨をお墓に納めないで自宅の仏壇などで保管し供養を行うこと。

墓じまい
墓石を撤去し、その場所を更地にして、使用していた権利を返還すること。中にある遺骨は取り出し、別の場所へ移します。勝手には出来ないので、手続きが必要です。

永代供養
墓地や霊園を管理している宗教法人がある一定の期間(一般的には33回忌まで)を決めその間供養を行うこと。その後は合祀される。近年は永代供養と言っても様々な形があります。

納骨堂
遺骨を屋内で保管する場所のこと。お参り時の天候に左右されず、またお墓掃除も必要ないことで普及。

埋葬
遺体や遺骨をお墓へに納めること、土葬の場合、遺体をお墓へ埋めることを、火葬の場合はお墓や納骨堂などへ遺骨を納めることを言う。墓地、埋葬等に関する法律からきている。

埋蔵
埋蔵とは埋め隠すという意味で、土葬の場合にイメージしやすいかもしれません。近年は土に埋めることはほとんどありませんが、公営霊園などでこの埋蔵という言葉が使われています。

収蔵
収蔵とは、物を取り入れてしまっておくことで、納骨堂に骨壷ごと納める時にこの言葉が使われています。

大施餓鬼会
毎年行われるお寺の年間行事の1つで地獄にいる餓鬼(悪行により地獄に落ちた魂や霊)に施しを行いこの世にいる私達の極楽往生を願う法要のことで、曹洞宗では施餓鬼ではなく施食会という。多くの僧侶と檀家が集まり行われる。

檀家
「ダーナパティ」というサンスクリット語が由来で、特定の寺院を経済的に支える家のこと、葬祭供養をその寺に任せる代わりに布施として経済支援を行う。江戸時代に制度化され現在に至る。

卒塔婆
法要の時に先祖や故人を供養するための細長い板のことで、追善供養を行う時に用いるもので、塔婆(卒塔婆)を立てることは善を積むことに繋がります。サンスクリット語の「ストゥーパ」が由来。

葬送
故人の遺体を葬るために墓所まで送ること、またはその儀式で、野辺送りともいう。

直葬
お通夜や告別式をせず直接火葬場で火葬式のみを行う葬送方法のことで、近年増加傾向です。

共同墓 地
集落や地域で管理・使用している墓地と、通常の家墓より大きい1つのお墓に複数の遺骨を納骨する墓地の2つが該当しますが、ここでは後者の複数の遺骨を納骨するお墓のことです。

永代供養墓
一定期間(寺院や契約により異なる)の永代供養権がついた墓地のことで、身内にお墓を見る人がいなくても墓地管理者(宗教法人)が一定期間の管理、供養を行ってもらえるお墓のことです。

受入証明書
改葬の際、引越し先の管理者が遺骨の受入を承認したことを証明するための書類

墓地使用許可証
墓地使用許可証とは、その墓地を使用する権利を示す書類で、墓地使用承諾書や永代使用承諾証などとも呼ばれます。

埋葬許可証
市区町村から発行された火葬許可証は火葬後に火葬場で押印されたものが埋葬許可証となります。墓地など埋葬時に必要となります。

改葬許可証
改葬などによりお墓を移転する場合には必要となる書類のことで、移転元の各自治体に申請すると改葬許可証を発行してもらえます。

昇天者記念礼拝
キリスト教で毎年行われている法要のことで、多くの信者が参加し行われる教会の行事。

閉眼供養
閉眼法要や御魂抜きとも言われ、お墓や位牌に宿った仏様の魂を鎮め抜き取る供養のことをいいます。

開眼供養
開眼法要や御魂入れとも言い、お墓や位牌に故人の魂が宿ったものに変えてもらう供養のことを言います。

極楽浄土
浄土宗や浄土真宗では阿弥陀仏の浄土のことを極楽浄土といいます。浄土とは清浄な国土を意味し、それに対して人間の住んでいる世界は娑婆、穢土などと言われます。

キリスト教
キリスト教とはナザレのイエスをキリストとして信じる宗教でイエス・キリストが神の国の福音を説き罪ある人間を救済するために自ら十字架にかけられ復活したものと信じられている。現在教派は14あり、初代教会、西方教会、カトリック教会、聖公会、プロテスタント、ルーテル教会、改革派教会、会衆派教会、メソジスト教会、パプテスト教会、アナパプテスト教会、東方正教会、正教会、東方諸教会があり父なる神とその子キリストと聖霊を唯一の神(三位一体)として信仰する世界最大の宗教です。

イスラム教
イスラム教は、唯一絶対の神を信仰し神が最後の預言者を通じて人々に下したとされるクルアーンの教えを信じ従う一神教です。漢字圏では回教とも呼ばれる。偶像崇拝を徹底的に排除し神への崇拝を重んじ信徒同士の相互扶助関係や一体感を重んじる点に大きな特徴がある。聖地はメッカ。世界第2位の信者を誇る宗教です。

ヒンドゥー教
ヒンドゥー教はインドやネパールで多数派を占める他民族宗教またはインド的伝統を示します。世界で3番めに信者の多い宗教です。ヒンドゥーとはサンスクリット語でインダス川を意味し、西欧に渡りインドに逆輸入され定着しました。神々への信仰と同時に輪廻や解脱など独特の概念をもち、ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの三神一体とされている。

仏教
世界三大宗教の一つで、信者数は4番目に多い宗教です。インドの釈迦が悟りを開いて仏陀となり、開祖とする宗教で、苦の輪廻から解脱することを目指しているとさせる。年月と共に形を変えながら東南アジアでは上座部仏教が、チベットでは密教、そして東アジアでは大乗仏教が広まった。日本では多くの宗派が誕生し現在に至る。

ユダヤ教
ユダヤ教は古代の中近東で始まった唯一神ヤハウェを神とし選民思想やメシアなどを特色とするユダヤ人の民衆宗教でタナハが重要な聖典とされています。現代では多数の教派があります。
