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永代供養とお供物

Updated: Aug 5, 2020

 毎年夏になるとお盆の準備をと考える方は多いのではないでしょうか。お盆は東京では7月、その他では8月が一般的ですが、永代供養の場合、お供物は何を準備すればいいのか、いつ持っていけばいいのかなど悩まれることもあると思います。今日はお供物について見てみたいと思います。(地域や寺院によって異なりますのであくまでも一般的な例)

1.菩提寺がある場合

 檀家として菩提寺を護持している方は、お正月、春秋のお彼岸、お盆など寺院で法要の都度お供物(特に何と決まっているものではない)を持ち寄ることが多いそうです。今は少なくなりましたが昭和では大施餓鬼会などの法要の後、寺院でお斎(とき)が出される場合は、檀家さんが野菜などを持ち寄りその食材を檀家さんが手分けして大鍋で料理し、僧侶や参列者に振る舞われていました。私も中学1年か2年の時に参列した記憶があり、精進料理ですが味の染込んだ厚揚げが美味しかった記憶があります。今は野菜を持ち寄ったりすること自体が少なくお供物も供物代として渡されることも多いので大鍋でお斎を作るところは少なく、お弁当に変わったりお斎がない法要もあるそうです。

永代供養とお供物

2.菩提寺がない場合

 納骨された永代供養墓のある寺院にお墓参りに行かれる時にお供物を持参することが考えられますが、あくまでもお気持ちなので、特に何が良いとか何はよしたほうがいいというのはありません。お供物は見栄を張るものでもありません。故人が好きだった物とか季節を感じるもので構いません。花束でも結構です。よくネットでは、永代供養墓なので重なったりするので控えめにした方がなどの記事を目にしますが、そもそもお墓に置くわけではなく本堂にお供えしますので、その方のお気持ちであれば何でも結構だと思います。一言住職さんに「〇〇ですがこのお供物をお願いします」と声をかけて本堂にお供えしてもらいましょう。以前からありますが近年関東では墓荒らしが増えており、お墓にお供えした日本酒が無くなったなどの事例をよく聞きます。逆に迷惑をかけないためにもきちっとお渡ししましょう。遠方から永代供養墓に納骨された方は中々お墓参りに行けないという方も多いと思います。故人や先祖を思い出された時に直接お墓参りに行けない場合は宅急便でお供物を送ることも1つの方法です。そのお気持ちは永代供養墓で眠る故人や先祖がきっと喜ばれることでしょう。



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