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執筆者の写真NPO法人納骨支援の会

一安心

 2022年の節分は2月3日です。この時期は昔から季節の変わり目で邪気が入りやすく体調を崩しやすいので、邪気を祓い清め、無病息災を願う行事として行われてきました。中国から伝わり、平安時代には宮中行事として行われて、やがて庶民にも広がり定着したそうです。煎った福豆を撒きますが、福豆と言えば「大豆」と思われがちですが地域によって異なり、落花生を撒くところもあるそうです。節分を調べていくと、かなり深く、載せきれないほど長くなってしまいますので、興味のある方は時間のある時に調べてみては如何でしょうか。

 今回はお経の効果についてお話ししたいと思います。

 1.葬儀の主流?

 2.納骨式がないと・・・

 3.お経の効果


1.以前から直葬が増えていると言われてますが、今は本当に多いです。全国的にどこの

葬儀屋さんでも、火葬式(直葬)が普通に選択できます。通夜・告別式は行わず身内だけで、葬儀会場も借りなくて済むため、経済的にも、時間も、少なく執り行うことができます。コロナ禍で更に認知されたように思います。2019年7月の民法改正によって「相続預貯金の仮払い制度」が新設され、一定額までなら遺産分割確定前に故人の預貯金から引出せるようになりましたので、急な出来事でもよりスムーズに行えるのではないでしょうか。


2.価格が安い中国製の墓石(加工、彫刻済)や低価格で納骨できる合祀墓や永代供養墓の普及で、納骨費用を抑えたい方やお墓がない方には納骨の選択肢がかなり広がりました。また墓じまいから納骨まで全て石材店さんが行いますので、住職さんは骨壷すら触っていないという事もよくある話しです。中には絶対に骨壷だけは触らないという住職さんもいらっしゃいますが、、、。

 ここで注意したいのは、お葬式がない直葬を行い、故人の遺骨は低価格の合祀墓(納骨式なし)にお願いしたケースだと、故人へは一度も僧侶から供養(お経を上げてもらっていない)してもらってないということになり、悔やまれるのではないでしょうか。以前問い合わせ頂いた方のお話しでは、「〇〇という業者さんのお墓は、納骨後に合同供養が行われますと言われ、合同供養に参列したいと言ったら別途料金がかかると言われた、参列しない場合には本当に供養してもらえるのか?」などと困っていらっしゃいましたが、不思議なことや疑問に思うことは意外と多くありますので、後悔のないように事前によく調べておきましょう。


3.「故人にお経を上げてもらいたい」「この機会にきちんと供養してもらいたい」そう思っている方は、実際に多いと感じます。仏教徒でなくても無宗教の方でも故人を弔ってあげたいという気持ちは同じです。納骨式の立ち会いでは、参列に来られた方の納骨式前と後では、明らかに表情が変わります。お経の効果なのでしょうか、お気持ちが晴れたのでしょうか、一安心された顔を見ると「本当に良かった」と私自身安心します。

 お経はある意味、節分の豆まきと同じで、その方の心に引っかかっていた邪念を払い、心を清め、新しい気持ちを呼び入れてくれる、そんな効果があるのではと思います


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