近くて遠いお墓と、遠くても近いお墓

 毎年お彼岸の時期は連休が重なり、今年はGoToキャンペーンも重なり、高速道路は大渋滞、お墓参りに行かれた方はお疲れになったのではないでしょうか?墓じまいが普及し、遠くにあるお墓を近くへ移される方が増えている一方で、18才未満の子供たちの中でお墓参りは1回も行ったことがないという子が増えています。ある住職さんのお話では「最近は3回忌をする人は3割しかいない」らしく、これもお墓参り減少の1つの要因です。

 さて、表題の近くて遠いお墓と、遠くても近いお墓について少しお話ししたいと思います。


1.近くて遠いお墓

2.遠くても近いお墓

3.分かってくれている人とは


1.近くて遠いお墓ですが、先日あるご相談者のおっしゃっていたお話です。

そのお年を召された方のお話しでは、5年前に、住んでいる場所から近い場所にあったお墓を、バスで30分かかるお寺のお墓に移したというお話しでした。なぜわざわざ遠くのお墓に移されたのだろうと思っていましたが、理由は簡単でした。「毎年お盆の棚経に来てくれるから」と言われ、なるほど と思いました。その方は膝が悪くてとおっしゃっ


てましたが、年齢とともに、または若くてもお身体が不自由であれば、近くても中々お参り出来ない状況になってしまいます。また住職さんが代わり、棚経に来てくれない、相談しても違う答えが返ってくるなどズレもあったそうです。それであれば少し遠くても事情を分かってくれて、棚経に来てくれるお寺を選ばれたのでしょう。

2.ですが、上記1の例は「遠くても近いお墓」とも取れますが、お墓は遠いのになぜ車で2時間、3時間かけてまで行くのか?ということになりますが、1番の要因は、そこには分かってくれている人が必ずいるからだと思います実家であったり、お寺の住職さんであったり、小さい頃から通っていたお店の店主だったりと、その人その人により違いはありますが、心の通っている人がそこにいるからなのではないでしょうか。時代とともに、または年月の経過で、年々そこに行けば会える人は少なくなっています。やがてその人はいなくなってお墓だけになり、墓じまいという事になるのかもしれません。

3.普通に考えるとお墓は遠いよりは近いほうがいいはずです。でも1のように近くても身体が不自由であれば行けない、または行きたくないとなってしまいます。逆に遠くても2のように、そこに分かってくれている人がいれば遠くなくなります。永代供養墓も同じ事が言えます。近くに誰でも入れる外見の立派な多きなお墓がある寺院と、少し遠くて小さなお墓であっても、事情や内情をよく分かってくれている住職さんがいる寺院とでは、どちらが安心できるでしょうか?

 これらを踏まえて、お墓を探していらっしゃる方は今後の参考にして頂けたら幸いです。「でもやっぱり近いほうが、、、」という方へは、5Gの環境が整い、色々なアプリが開発され始めていますが、近い将来、専用ゴーグルをつけるとそこにはお墓が出現し、お墓参りを体験できる なんてことも近い将来可能となるかもしれません。そうなれば遠い近いは関係ないですね。

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