近年未婚率の上昇に伴い、単身世帯も増加しています。2015年の国勢調査では30代前半では男性は約2人に1人が独身、女性は約3人に1人が独身となっています。今後その割合は上昇が予想されていますが、年齢を重ねていくと終活のことも話題になり、お墓も他人事ではありません。今回は独身の方のお墓事情について見てみましょう。
1.お墓がある場合
2.お墓がない場合
3.独身者に人気の永代供養
1.ですが、先祖代々のお墓がある実家を継がれた、または両親のお墓を看ているなど一度はお墓参りされていると思いますが、今後ご自身の身に何かあった場合のことを考えて、兄弟姉妹がいらっしゃればその方や親戚に今後のことを相談しておきましょう。
色々な事情がある方もいらっしゃると思いますが、時間のある時に話をしておくことで後々スムーズに進むと思います。話し合いする方がいない場合は、お墓がある菩提寺の住職さんに相談しましょう。昔の共同墓地(地域で管理している墓地)の場合は、墓じまいしてどこか別の場所で永代供養してもらえる場所へ移さなければならないことが考えられます。
2.ですが、どこかにお墓(お墓以外でも納骨堂や樹木葬、散骨など)を探しておく必要があります。兄弟姉妹や親戚がいらっしゃれば1と同じように話し合いをしておくことが肝心です。身寄りのない方は生前予約されても良いかもしれませんね。
3.ですが、永代供養はなぜ独身者に人気なのでしょうか?近年普及が進み一般的となった永代供養墓(永代供養が付いたお墓のことで詳しくは 永代供養とは へ)ですが、人気の理由は、
・後を見る人がいなくてもお寺の住職さんが毎年永年に渡り供養を行ってもらえる点
・納骨料が一般墓、納骨堂、樹木葬、散骨などと比較しても費用が抑えられる点
・宗教宗派を問わず檀家でなくても納骨でき、お墓は寺院管理なのでお墓掃除も必要ない点
この3つが人気の理由です。最近では、永代供養墓は独身者のみならず、全ての方に人気が高いお墓となっています。
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