今日は永代供養墓のメリット・デメリットについてお話ししたいと思います。但し、メリット・デメリットと言っても個人差があり、そうは思わない方もいらっしゃるので相違点と表現します。比較対象がないと分かりづらいので、従来からある菩提寺の家墓と比較してみます。まず大きな違いは永代供養墓には永代供養が付いています。そのままじゃないか!とおっしゃることでしょうが、以前はお墓を建てるにはどこか菩提寺を決め、そこの檀家となって初めてそのお寺の墓地にお墓を建てることが出来ました。(正式には墓地の1区画をその管理者である宗教法人に永代使用料を収めて契約し市区町村で墓地使用許可証を発行してもらい、今度は石材店に墓石代等を払って漸くお墓を建てることができます。その後は毎年管理費や維持費などがかかりますし、定期的なお墓掃除も必要です。また納骨するときは開眼供養や1周忌、3回忌などその都度法要を住職にお願いしたり、菩提寺で行事が行われるときは奉仕活動に協力したり、改築が行われる場合は寄付の協力をします)
近年人気の高い永代供養墓は、今までは檀家さんしかそこにお墓を建てることができなかった墓地に、宗教宗派を問わず誰でも納骨でき、またお墓は管理者側で共同墓地(塔)や納骨堂を建てたり、樹木葬など敷地を整備して管理します。永代供養が付いているので、お墓を見る人がいなくなって無縁墓になる心配もありません。お墓参りは自由に行なえます。また生前予約も可能です。
従来の家墓と比較した永代供養墓の相違点
1.費用が抑えられる(お墓の種類や寺院によってかなりの差があります)
2.管理してもらえるので、お墓掃除が必要ない
3.檀家にならなくても、宗教宗派に関係なく誰でも納骨できる
4.お墓参りに行けなくても、身寄りが無くなってもずっと供養を行ってもらえる
5.他の遺骨と一緒に埋葬されるので寂しくない(合祀タイプ)
*ネット上では1~4はメリット、5はデメリットと言われています。
時代は変わり、お墓も着実に変化していますね。
永代供養についてもっと詳しく知りたい方は 永代供養とは を参考にして下さい。
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