昭和の時代は聖域とされていたお布施の料金は時代と共に、また長引いたデフレ環境下で低価格化が進行しました。同じように永代供養の費用も民間企業の参入により低価格化が進んでいます。元々永代供養の費用は いくら と決まっていたものではなく、江戸時代に檀家制度が始まり、当時菩提寺を持っていなかった人が立ち寄ったお寺に故人の永代供養をお願いする代わりに纏まった費用を預けたと言われています。金額は定かではありませんが故人への永年の供養料として気持ちを手渡されたのでしょう。受け取られた住職さんは費用があるなしに関わらず故人への永代供養を行ったと思いますが、お互い助け合いの精神があってのことだと推測させます。
本題に戻りますが、現在は寺院によって、又は地域によって永代供養料に違いはありますが、0~100万円ぐらいの幅があります。近年は宗教宗派を問わず誰でも入ることができる永代供養墓が普及し、永代供養墓のタイプ(個人墓なのか、合祀墓なのか、納骨堂なのか、樹木葬なのか)によって納骨料に違いがあります。手の込んだ墓石を使用しているお墓や、大規模に開発された霊園では費用が嵩み、その分納骨料に転嫁されています。また管理がかかるビル型の納骨堂や規模の大きい樹木葬霊園は毎年管理料がかかったりします。特にビル型の納骨堂は年数経過後に再度建替えなどが行われるためその費用はどうするのかなど不透明な点もあります。何れにしてもしっかり確認しておくことが大切です。
永代供養自体は、供養してもらう側から見るととても便利な供養の方法です。永代供養について、ご質問、ご相談がありましたらお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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