近年墓じまいする方が増え、それに伴いトラブルも起きているそうなので、調べてみました。墓じまいでのトラブルは大きく分けて3つあります。
1.親族間のトラブル
2.菩提寺とのトラブル
3.墓石撤去業者とのトラブル
1の墓じまいにおける親族間のトラブルは圧倒的に多く、新しく祭祀承継者となった方が勝手に墓じまいしてしまい遠縁の方と口論になったなど、親族間での話し合い不足が原因のようです。なぜ墓じまいしたいのか?墓じまいして遺骨をどこへ移すのか?菩提寺とは離檀するのか?など親族でしっかりと話し合うことが大切です。時間をかけて話し合うことで後々のトラブルを避けることができます。
2の菩提寺とのトラブルでは、墓じまいに伴い菩提寺を離檀するときに支払う高額な離檀
料や中々離檀に応じてくれない等のトラブルです。以前は離檀する人も少なく離檀料などもなかったそうですが、平成3年のバブル崩壊後デフレ経済と共に葬送方法が変化しはじめ、霊園の倒産や墓じまいが増え、菩提寺としても檀家数が減ってしまうので離檀料を請求するところが増えているそうです。もっとも葬祭関連業者さんがネット上で、離檀料、離檀料と当たり前のように記事にしたり平均は〇〇万円ですと言った書き込みが当たり前となりそれが定着してしまったようにも思えます。何れにしても菩提寺と檀家の関係で今まで供養してもらいお世話になったお礼の気持ちとしてお布施がある訳で、今までどの位檀家として菩提寺に奉仕してきたのかも含めて、墓じまいしなければならない経緯などお互いによく話し合うことが重要です。話し合った上でそれでも高額な離檀料を請求されるのであれば、檀家としての決まり事などが書かれた書面を菩提寺から発行されてないのであれば、口約束的な高額な離檀料は払う必要があるのか?ということになりますね(十人十色で全ての住職さんがそうではありませんし、現在でも離檀料を取らない寺院もあります)。
3の墓石撤去業者とのトラブルは、墓じまいの費用が見積もりとは違う金額を請求されたケースです。ネット業者では別途費用がかかりますとか、指定の石材店では人件費がプラスされたなど、後々費用が嵩むケースが多いです。ここでもしっかりとした打ち合わせを行うことが後々の墓じまいにおけるトラブルを回避できますね。(墓じまいについて詳しく知りたい方は 墓じまいとは もご参考に)
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