墓じまいと改葬

最終更新: 8月5日

 墓じまいと改葬は何が違うの?とよく質問頂き、混同されている方も多いのでここで整理してみましょう。(墓じまいとは も参考に!)

 墓じまいとは、様々な理由で現在のお墓を維持することが困難になりお墓を撤去して遺骨を取出しその墓地を更地にして寺院や霊園に返すことです。

 改葬とは、現在のお墓に埋葬されている遺体・遺骨を別のお墓に移して供養することです。なので墓じまいはそのままの意味で、改葬は墓地・埋葬等に関する法律に決められている行政の手続きを伴いながら、一連の作業のことを改葬と言っています。

 近年は、墓じまい後の改葬先としてお墓だけではなく、お墓に納骨しないで自宅に保管(手元供養)する方、散骨にする方、樹木葬にする方、納骨堂に収める方など多くの選択肢があります。

 5年くらい前に何かの雑誌で読んだ記憶では、九州のある地域で墓地の調査を行ったとこ

墓じまいと改葬

ろ、平均で4割が無縁墓(誰も見る人がいない墓)で、ある墓地では8割が無縁墓になっているところもあったと書いてありました。今では空き家が増えているのと同じように無縁墓や無縁遺骨(首都圏)が増加しているそうです。人口減少時代の今、生まれた場所で一生を終える人は少なく、生涯独身の方も多いので、代々のお墓は当然のように無縁となり、やがて血縁もいなくなる。そう考えると、お墓は血縁に限定しないで、同じ人間としてお墓を共有して行きましょうと、永代供養墓を選ぶ方が増えています。お墓は共有(シェア)する時代ですね。

 無縁墓のままではなく、墓じまいを行い先祖の遺骨を改葬する方は、心の優しい方だと思います。墓じまいや改葬は人生の中で何回も行うものでもなく、1回も行わない方もいらしゃいます。改葬は考えているが様々な事情で今は出来ない方もいらっしゃるでしょう。改葬を行う場合は労力も経済的にも大変ですが、改葬を終えると、気持ちがスッキリしたとか、これからの人生が楽しみなど新たな気持ちになる方が多いです。故人も先祖もきっと喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。


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