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骨壷がない!

 日本は大化の改新で五畿七道に区分けされ、その後明治時代に北海道が加わり、現在は1都1道2府43県の行政区分となっています。世界地図で見ると日本は小さな国ですが、その小さな国の中でも地域によって言葉使いや食生活、慣習に様々な違いがあります。今回は新潟県のある地域の方からの納骨依頼のお話です。


1.〇〇市役所〇〇課?

2.段ボール箱が違う

3.骨壷がない!


1.ある日、いつものように掛かってきた電話を取ると、「〇〇市役所〇〇課の〇〇ですが」とおっしゃったので、「?」、「何だろう」と一瞬頭の中にはてなマークが浮かびましたが、身寄りがない遺骨の納骨先を探していてネットで見つけて電話を掛けたとのことでした。詳細を伺い、「納骨可能か住職さんに相談して後日ご連絡致します」とお答えしました。


2.後日「〇〇寺の住職さんから納骨の承諾が取れました」とその方へ連絡すると、「それは本当に助かります」とほっとされたご様子が伝わってきました。

送骨セットを送るため「骨壷のサイズは7寸ですか?」と尋ねると「そのサイズですね」とおっしゃったので、そのダンボールセットをお送りしました。納骨式の当日寺院へ伺うと、NPOから送った段ボール箱とは違う段ボール箱でした。


3.「破れたのかな?それともサイズが違ったのかな?」と心配しましたが、開けてみると骨箱が出てきたので「それで段ボール箱が送ったものと違うのか」と理解できました。*納骨支援の会の送骨セットの段ボールは骨壷専用サイズのため骨箱は段ボールに収まりません

 次に住職さんが納骨式の準備のため骨箱の蓋を開けられたので中を覗くと「えっ?骨壷がない!」と思わず口に出してしまいました。

入っているはずの骨壷はなく、骨箱に直接遺骨が納まっていました。「偶にあるんだよ」と住職さんはおっしゃってました。


 遺骨を納めるものは骨壷と今まで思っていましたが、骨箱に直接納める慣習があることを初めて知りました。納骨式の報告も兼ねて依頼者に電話したところ、「この地域では遺骨は骨箱に納めるのが当たり前になっていて、そもそも火葬場で渡されてそうなっているので骨壷は全く頭になかった」とのことでした。日本は小さな国土ですが、まだまだ知らないことが沢山あるんだなと思い知らされた出来事でした。逆に言うと、まだまだ知らないこと(それぞれの地域の魅力的なことも含めて)が沢山ある場所なのではないでしょうか。



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