雨音の中で

 梅雨のこの時期は曇りの日が多く、しとしと雨かなと思ったら急にザーザーと大雨になったり、天気の急変も多い季節です。植物にとっては恵みの雨であり、雨の中、花壇や街路樹の花がとても綺麗に映って見えることがあります。この時期の紫陽花は特にそうで、雨の中、一際存在感があります。

今回は、今後もずっと印象に残る雨音の中での納骨式のお話です。


1.紫陽花が出迎えてくれる

2.雨音の中で

3.雨のオノマトペ

4.雨のおかげ


1.電車が遅れていた影響で、急いでタクシーに乗り、寺院に到着しました。山門を抜けると青や青紫、そして白い紫陽花が出迎えてくれているかのように境内

に咲いており、あまりの綺麗さにスマホ

で写真を撮りました。よく見るとそれぞれ花の形や付き方に違いがあり、こんなにじっくりと鑑賞したのは4、5年ぶりです。余談ですが、紫陽花の花の色は毎年同じ色ではなく、その土壌の性質や花の老化現象により変わるそうです。


2.今回の司祭承継者の方は栃木県にあったお墓を墓じまいしこの寺院へ遺骨を持参されました。持病の手術を控えており、手術の前に改葬を終わらせておきたいとのことでした。本堂で法要が始まると雨がしとしとと降り始め、これからお墓で納骨式という時には、ばらばらと雨が強くなってきました。傘を差しながらお墓へ向かうと、辺りは土の匂いが漂い、砂利道は水が張ったようになっています。ザーという傘の雨音でお経は微かにしか聞こえませんでしたが、この数分間の、傘を差しながら耳に入ってくる雨音は決して邪魔な音には感じず、濡れた体も不思議と不快に感じず、逆に癒やしのような、洗い流して浄化してくれるような雨音に不思議な感覚を覚えました。特に雨が好きという訳ではありませんが、印象に残る納骨式でした。


3.雨を表現するオノマトペ(擬音語)は意外とたくさんあります。日常でよく使われると思いますが、もちろん雨自体の音ではなく何かに当たった時の音を表現していて、古くは平安時代にまで遡ります。(余談ですが、傘は飛鳥時代に百済から伝わったとされています。平安時代には骨組みが竹になり、室町時代には和紙に油を塗った処理がされていたそうです)

 日本は世界的に見ても雨のオノマトペ(雨以外の擬音語や擬態語も)が多いそうで、雨の強さによって、ぽつぽつ、しとしと、ぱらぱら、ばらばら、ザーザー、ゴーゴーなど使い分けられていまね。


4.納骨式が終わり、雨が小ぶりになるまで皆さんとお寺で雨宿りさせて頂きました。住職さんがタオルを貸してくださり、皆さん濡れた体を拭きながらあれこれと世間話ができ有意義な時間を過ごさせて頂きました。帰りはその方の車で駅まで送って頂き、これも雨のお陰なんだと感謝しました。色々とお心使い頂き、ありがとうございました。




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