重なるときは重なる

 物事が重なって起こることは大なり小なり誰にでも経験があると思います。ことわざには「盆と正月が一緒に帰たよう」とか「弱り目に祟り目」など、重なって起こることの対義語としてご存知の方も多いのではないでしょうか。海外でも同じようなことわざは沢山あり、世界共通のようです。前者は嬉しいことや楽しいことが重なった時や仕事が忙しい時に、後者は不幸なことが重なった時に使われます。不思議と重なるときは重なるもので3回や4回も重なったという方もいます。今回は後者がテーマです。


1.不幸が重なる

2.一歩一歩

3.笑顔と強さ


1.ある代理人の方から、「急な出来事で、とにかく早くお墓に納骨して供養したい」との電話でした。申込者ご本人は脳梗塞で退院されたばかりの女性で、言葉が上手く話せない、足に後遺症が残っているとのことで、付添いをされている代理人の方が色々ご事情を教えて下さいました。

脳梗塞で入院中にその息子さんが急に亡くなってしまい、状況を受入れられない、心の整理がまだつかないまま、慌しく退院されたそうです。


2.ご自身の命が無事だったのは大変良かったと思います。息子さんが亡くなられてしまったことはとても悲しいことですが、命があれば、息子さんのお墓参りにも行くことができるし、「また会いに来てね」と逆に息子さんが命を守ってくれたのかもしれません。大変辛いことで時間がかかるかもしれません、それでも命があるからこそのことであり、一歩一歩進んで行くことが大切です。「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」ということわざがあり、人生は悲しいことばかりではありません。必ず楽しいことが起きますので、それには何か行動することがする大切です。悲しい時こそ強制的にでも一歩一歩頑張って頂けたらと思います。


3.納骨式には杖をついて、代理人の方も付添われて参列されました。式の後で少しお話する機会があり「まだ信じられない」とおっしゃっていましたが無理もないことであり、返す言葉が中々みつかりませんでした。時折見せられる笑顔から、ほんの少しは安心されたのではと思いました。また気丈に振る舞っていらっしゃるのか、それとも気持ちを切り替えられたのかは分かりませんが、人間としての強さが伝わってきました。今後、お墓参り毎にお身体は回復され、きっと心も晴れることでしょう。

 

 重なって起こることは誰にでもあることです。それが不運や不幸だと精神的に辛くなりそこに立ち止まってしまいがちですが、時間は待ってくれません。時間が進み続けるように、進んでいくしかないのです。その時どう進んで行くのか?心のどこかに留めておきましょう。

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