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執筆者の写真NPO法人納骨支援の会

子供のために

 小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では変異を繰り返す新型コロナウイルスに心配が尽きません。世界に目を向けると、ウクライナ侵攻で毎日大変な状況です。ウクライナ出身の元プロテニス選手のTVインタビューでは「子どもたちのために国を守りたい」と強いメッセージがありました。人間だけでなく生物全てに共通する言葉「子供のために」が今回のテーマです。


1.お父さんが眠るお墓

2.今のうちに


1.「私は故人の子の親権者です・・・・・」と問い合わせフォームに綴られた内容を一読し、「?」と、私の小さな頭で状況を把握するのに少し時間が掛かりましたが、「早く対処しなければ」と思い、その方へ書類をお送りしました。

 何回かの電話のやり取りで、まだ小さいお子さんがいらっしゃるような穏やかな柔らかい口調の中に、血の繋がった子供たちが物心ついた時にいつでもお父さんに会えるよう、お墓参り出来るように、子供たちのために、ご自身の責任で納骨しておきたい という強いお気持ちと心の優しさを感じました。

 お彼岸が重なり少し時間がかかりましたが、無事納骨式が終わり、お送りした納骨式の動画をお子さんと見られたそうです。色々なご事情、急な出来事で、気持ちの整理がつかないまま、本当に大変だったと思いますが、子供たちの屈託のない笑顔があれば、きっと心も早く晴れて、新しい道が現れてくるかもしれません。陰ながらこれからも応援していますので、笑顔は絶やさず、お子様と楽しい人生を送って頂きたいと思います。


2.「墓じまいで納骨先を探しているのですが・・・」と電話があり、事情をお聞きしていると、実家のお墓がある菩提寺の住職さんはご病気で後継者がいないので、お墓を移すなら移して下さいと言われ、高齢である母のために家族として納骨先を探しているとのことでした。書類をお送りし、お母様から申込書が返ってきました。詳細をお聞きするため電話をかけると、色々とお話し頂き、ご先祖も多く眠っておられ、言葉使いもどこか気品があり、名家のご出身と感じました。以前も書きましたが、墓じまいは一生に一度あるかないかの一大行事であり、経済的にも精神的にもかなりの負担となります。病院に通院していらっしゃるとのことで心配しておりましたが、墓じまい業者の手配、菩提寺への離檀、市役所での改葬手続きなどご自身でテキパキと行われたのには正直びっくりしました。途中でトラブルもありましたが、無事納骨式を済ませられました。何度か電話でお話ししましたが、一度だけおっしゃった「娘には迷惑を掛けるわけにはいかない」その言葉が全ての原動力だと確信しました。本当に素晴らしい方ですね。 お手紙まで頂戴しましてありがとうございました。

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